洗顔のあと、美容液がなじまない理由は前の一手にあります
洗顔してタオルで押さえて、美容液を手に取る。ところが表面をすべるだけで、二度三度と伸ばしてやっとなじむ。昼になると、同じ頬がまた突っ張っている。
ここで多くの人は、もっと重い美容液に替えるか、量を増やします。たいていは、すべる感じが強くなるだけです。
変わったのは乗せる側ではなく肌の側です。洗顔から一分ほどで、肌の表面は洗う前より乾いた状態になります。そのうえに全部を乗せていることになります。
洗い流したあとの一分に起きていること
濡れた肌はそのままではいられません。表面に残った水は一、二分で蒸発し、そのとき角層の水分もいっしょに持っていきます。タオルで押さえた直後のつっぱりは、それが起きているサインです。
洗浄料もここに関わっています。皮脂を落とすのが役割ですから、蒸発を遅らせていた表面の皮脂膜も、メイクといっしょに落ちます。
その状態の肌に美容液を乗せると、表面が引っかかります。伸びないので量を足す。乾いた面に量だけ増えた状態は、ファンデーションの下でモロモロが出る条件そのものです。
抜けているのは、ほかのものを乗せる前に水分を戻す一手です。化粧水の仕事はそこにあります。角層にうるおいを与えて、次の層が乗るまでその状態を保つこと。
同じ「化粧水」でも、中身は二種類あります
化粧水という言葉は、性格の違う二つの製品をまとめて指しています。ここを取り違えると、化粧水を使ったら肌が荒れた、という結論になりがちです。
ひとつは、うるおいを与えるタイプ。水か薄いジェルのような感触で、一度で伸び、朝晩使えます。
もうひとつは、酸で古い角質を取るタイプや、アルコールで皮脂を抑えるタイプです。こちらは手入れの一手であって、つっぱった肌に朝晩重ねると、つっぱりは強くなります。
買う前に見ておきたいのは四つです。
- メーカーが何をする製品と書いているか。うるおいの表示と角質ケアの表示は別物で、たいてい外箱に書いてあります。
- 初日の伸び。三度往復しないと消えないなら、あなたの肌ではうるおいの一手として働いていません。
- しみるかどうか。うるおいを与えるだけの一手は、つけていて何も感じないのが普通です。
- 容量。朝晩たっぷり使う前提の工程です。 30 mL の瓶だと、二週目には節約が始まります。
化粧水の役割について、外部の医師が話している動画があります。以下はそのチャンネルの説明で、当店の見解ではありません。内容の裏取りもしていません。
動画: 【化粧水】化粧水は意味がない?化粧水の役割と基本的な使い方について【医師の解説】 / 北條元治 | 形成外科医・肌の再生医療の専門家. BRAND KR とは関係のないチャンネルです。
この化粧水が入る位置
Rejuran Derma Healer Moisture Treatment Toner は、いま挙げた前者のタイプです。 150 mL、執筆時点で 20.50 USD。
製品ページの書き方は控えめで、そのぶんそのまま紹介できます。肌の水分バランスを保つこと。やさしい処方でなじみやすいこと。乾燥した肌をやわらげること。そのあとに使うアイテムのなじみを助けること。乾きやすいところには重ねづけができます。
最後の一点が、この記事のはじめに書いた「昼に突っ張る頬」に関わる部分です。
向いている人
洗顔から一分でつっぱる人。美容液や日焼け止めが伸びない、モロモロが出るという人。四工程以上のスキンケアをしていて、最初の一層があとの乗りを決めている人。冷房の中に一日八時間いる人。
使わなくてよい人
洗面所を出た時点で肌が落ち着いていて、クリームが一度で伸びるなら、この問題は起きていません。工程を足しても得るものはありません。湿度の高い時期の脂性肌は、ここに入ることが多いです。洗顔、クリーム、日焼け止めで終わる人も同じです。この一手は、あとに続くものがあるときに意味を持ちます。
使い方
商品ページに書かれている手順は短いものです。洗顔後、手のひらかコットンに取り、肌のきめに沿って広げ、乾きやすいところには重ねる。書かれていないのはタイミングで、次の一手が伸びるかどうかはそこで決まります。
- 肌が濡れているうちにつけます。目安は洗い流してから一分以内、つっぱりが来る前です。
- 手のひらでもコットンでも構いません。手のひらのほうが量は少なく済み、摩擦も減ります。コットンは T ゾーンに均一に行き渡ります。
- 円を描かずに、肌のきめに沿って広げます。
- 乾きやすいところには、もう一度重ねます。口まわりと、冬の頬が定番です。
- 肌がまだ湿っているうちに次の工程へ進みます。乾くのを待つと、足した水分は戻っていきます。
この製品がしないこと
水は出ていきます。化粧水は表面に水分を置く工程で、上にクリームや乳液を重ねなければ、その水分は一時間ほどで抜けます。これ単独で完結する手入れではありません。
もう二点あります。製品ページには全成分表示が載っていません。避けたい成分がある方は、開封前に外箱の表示を読んでください。それからメーカーの注意書きどおり、目のまわりと傷のある部分には使わないこと、赤みやかゆみ、刺激が出たら使用をやめること。
洗顔後の肌の状態がここに書いたとおりなら、表示と価格は製品ページにあります。当てはまらないなら、買わずにタイミングだけ直してください。いま持っているものを濡れた肌につけるだけでも、この問題の一部は無料で解決します。